宮崎県の温泉宿泊施設やサウナ風呂をお探しなら白鳥温泉上湯がおすすめだ。

ここでは国内でも珍しい天然蒸気を利用したミストサウナの蒸し風呂が体験できる。さらにサウナの隣には広々とした水風呂も設置されているので、熱々のスチームで火照った体の汗を流したらジャボンと水風呂に浸かり、十分に冷えたらサウナに突入する熱冷ループが心ゆくまで楽しめるぞ。

大人一名310円というリーズナブルな料金設定で内風呂+眺めの良い温泉にも入れて、天然蒸気のミストサウナまで体験できるのなら行かない手は無い。しかも宿泊費は大人一人2,930円と超格安で、朝食を入れても+800円という低価格で泊まれるので、宮崎・熊本・鹿児島へ旅行を考えているなら白鳥温泉を拠点にするのも良いだろう。

天然のミストサウナが特徴の白鳥温泉上湯

白鳥温泉名物の地獄蒸し風呂

受付はこちらの建物の二階にある

白鳥茶屋ではランチと夕食、また宿泊者専用の朝食が食べられる

謎の呪文が書かれた白鳥茶屋の営業時間案内

白鳥茶屋のすぐ脇では天然蒸気で蒸し卵が作れる。卵は200円で販売されているぞ

白鳥温泉上湯からの眺め

白鳥温泉は西郷隆盛が3ヵ月間滞在した場所でもある

白鳥温泉の歴史は長く、過去には西郷隆盛が明治七年七月から同年十月まで3ヵ月間滞在しながら、狩猟を楽しみ、地元の青年への指導なども授けていたそうだ。

あまり歴史に詳しくないので西郷隆盛=坂本竜馬と友達でなんやかんやあって倒幕した人ってイメージしかないため、特にそこにありがたみのようなものは感じられなかったのだが、日本史に詳しい人だったら興奮するポイントなのかも知れない。

日本史に詳しくなくても単純に天然蒸気の蒸し風呂は未知の体験が出来るだろうから、何はともあれ一度は経験してみるべきだ。蒸し風呂の近くには岩間から蒸気が噴き出る地獄への案内も立っている。歩いて5分ぐらいの道のりなので少し時間があるならちょっと地獄を覗いてみるのも良いだろう。

これが地獄への入り口だ

もはや何が何やら分からない地獄案内

見ようによってはファンシーに見える

これが地獄の入り口だ

丁寧に地獄が案内されている

急に険しくなる道のり

施設の脇を通る地獄道

これはさすがに獣道だろ

もう地面の根っこがすごい

この中に蛇が混じってても分かんない

地獄への道は市長が守っている

この日は朝靄が多すぎて天然の蒸気が見えづらかった

かろうじて岩間から噴き出る蒸気が感じられるだろうか

朝露に濡れる蜘蛛の巣

もはや帰りの方が足を滑らす恐怖地獄だった

地獄への入り口のような木の洞

どんぐりが沢山落ちていた

昨夜から続く雨模様で朝の景色は驚きの白さ

景色が何も見えない

数メートル先も靄で白くなってしまっている

今日は本来であれば墓参りなんかをしたいと思っていたのだが、昨日の夜から続く雨模様の為、宿の中で溜まっているパソコン作業を進めることにした。朝食を食べて地獄散歩なんかをしてからPCに向かうこと5時間くらいだろうか。ふと外を見ると晴れ間が見える。

急に青い空が見え始めている

その為、急いで小林市に住んでいるおじさんに電話をして、今日これから時間が空いてないか確認をしたら、19時ぐらいからなら大丈夫だからゆっくり温泉にでも入ってから来なさいと言われた。

今日の行き先は小林市に住んでいるおじさん家に決定

ということで本日のルート

何がなんやら分からないだろうが、温泉に浸かってからでも十分に時間に余裕があったので、ついでに墓参りミッションをクリアしてしまおうと道中に寄ることにした。

事前に親父に墓の住所を聞いたのだが、送られてきたのはこれだ。

分かるか、こんなもん

どうやら実家のタブレットでGoogleマップを開き、航空写真で墓の位置を示したところを携帯で撮影した画像らしい。こんなもんで分かる人間なんていないので電話して確認したところ、親父も墓がどこにあるのか記憶が曖昧らしい。まあ、そんなに気楽に墓参りできるほどの距離じゃないし、親父も数えるほどしか墓参りできていないんだろう。

墓地の位置と墓石の特徴は分かったので、お墓を一つ一つ見て回って特徴が合致する墓石があればそれを我が家の墓とすることにしよう。

10分くらい墓地を徘徊していただろうか。他のお墓と確かに異なる墓石を発見し、掘られている名前を見ると我が家の苗字が記されていた。なんだ、意外としっかりした墓じゃないか。造花ではあるがお花もしっかりと飾られているし、見た感じ立派な墓石だ。親父のことだからちょっと見え張って高い墓を買ったのかも知れないな。

亡くなった人の名前が記される箇所にも見覚えのある婆ちゃんの名前と、初めて見る爺ちゃんの名前が彫られていた。爺ちゃんの名前ってこんなだったのか。四十二歳で亡くなってるってかなり短命だったんだな。婆ちゃんは九十三歳まで生きたみたいだけど寂しくなかったんかな。婆ちゃんとゆっくり話す機会が無かったし、話しても宮崎訛りが強すぎてなに喋ってるか分からなかったからそれだけがちょっと心残りか。

ま、何はともあれ墓参りミッションはクリアだ。その後はまだ少し時間もあったので親父が通っていた小学校や親父の婆ちゃん家があった場所にも寄ってみてからおじさんの家に向かうことにした。

金の卵から生まれたものは

詳細は書き切れないけど、おじさんは母の弟なので母が小さい頃の様子や暮らしぶりなど色々と濃い話を聞くことができた。当時は小学校までだった義務教育が中学校までになり、中学卒業の子供たちは金の卵と呼ばれ、就職しながら定時制の高校や通信制高校に進学していたようだ。

時代は高度成長期。企業はいくらでも労働力を求めたし、中学卒業したばかりの若い人材は過酷な労働条件の中でも高校(今でいう大学)に通っていたらしい。まるでリアル二宮金次郎じゃないか。

その後、仕事と学業の両立に疲れたのか、地元に戻ってきた母は同じように地元に戻ってきていた父と出会ったんじゃないか、というのがおじさんから聞かされた話だった。

なんだなんだ、俺の両親は金の卵だったのか。ふと俺が高校生の時に教師から言われたセリフを思い出した。

当時は毎日、夜遅くまでゲームしたり音楽を聴いたり携帯をいじったりしていて、朝うっすら空が明るくなる頃に眠り昼過ぎに起きる生活を繰り返していた。高校もふと行きたいと思った時に行き、入部していた部活も思ってた感じじゃなかったのですぐに行かなくなり、毎日を適当に過ごしていた。

ある日ふと思い立ったのでその日の最終限が中ごろまで過ぎたであろう時間帯にクラスに顔を出してみたら、教師に廊下に連れ出されて「お前は腐ったミカンだ。お前みたいな奴がいたら他の生徒にも影響が出る。帰れ。」と言われたのだ。

親は金の卵といわれて一企業の労働力となり学業にも一生懸命な生活をしている年の頃に、息子の俺はダラダラと日がな一日を家でゴロゴロと過ごし果ては教師から腐ったミカンと罵られることとなった。そんな俺が今こうして、九州一周しながらパソコン担いで仕事しているのだ。金の卵から生まれた腐ったミカンは、一皮むけて現代版二宮金次郎になろうとしているのかもしれない。

九州一周キャンプツーリングに掛かった費用

本日のデータ

├ ガソリン代 1,526円
├ 鶏山菜そば 680円
├ レッドブル 205円
├ Lチキ旨辛 160円
├ 宿泊費(朝食付き) 3,730円
└ 小計 6,301円

合計金額

◆高速代 21,550円
◆ガソリン代 14,151円
◆宿泊費 30,668円
◆食費 23,250円
◆その他雑費 7,538円
■合計 97,157円

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